オリジナルのコマンドを追加する(エイリアスの設定)
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最終更新日:2019/08/14
AutoCAD, DraftSight, カスタマイズ, コマンド
『線』を引く場合、
①作成→線(L)
②ツールバーで『線分』
③直接コマンドラインに『line』または『l(エル)』と入力して『enter』
の3種類がある。
俺は主にコマンドラインを使う。でもアルファベットを使うとちょっと忙しいので数字を割り振ってる。
なぜこんなことをするのか?
これによって左手は常にテンキーに置いたままで作図ができるからね。 大体使うコマンドは線、複写、面取り、フィレット、オフセット、寸法、鏡像、、、、まぁ、こんなもんなので、よく使う順に1桁、または2桁の数字でエイリアスを作って作業してます。ツールをいちいち拾いに行かなくて済むから作業が早い。
オフセットは『35』としておけば、『3、5、enter』でオフセット てな感じ。
で、その設定ファイルはどこにあるかというと、
ツール→オプション
ファイルの場所→インターフェイス→エイリアスファイルの場所
で確認出来る。
※ちなみに俺の場合 C:\Users\xxx\AppData\Roaming\DraftSight\1.2.265\Alias
この『Alias』フォルダ中の『alias.xml』がエイリアス設定ファイル。
Autocadの『acad.pgp』に当たる。acad.pgpをいじってる人ならなんとなくカスタム出来ると思う。
メモ帳で開くと
<aliases> <record command="_+DRAFTINGOPTIONS" alias="+DSETTINGS"/> <record command="_+VIEWTILES" alias="+VPORTS"/> <record command="_AREABOUNDARY" alias="-AB"/> <record command="_-ACTIONMANAGER" alias="-ACTMANAGER"/> <record command="_-PATTERN" alias="-AR"/> ・ ・ <record command="_LINE" alias="L"/> ・ ・ <record command="_INFINITELINE" alias="_XLINE"/> <record command="_REFERENCES" alias="_XLINK"/> <record command="_OPENREFERENCE" alias="_XOPEN"/> <record command="_REFERENCES" alias="_XREF"/> <record command="_HIDEREFERENCES" alias="_XREFCLOSE"/> </aliases>
って感じになってる。
ちなみに『LINE』のところは
<record command=”_LINE” alias=”L”/>
つまり、『Line』コマンドは『L』でもいいよ、となってる.
これをコピーして『L』を『5』にする。
<record command=”_LINE” alias=”5″/>
として<aliases>~</aliases>の間に追加してあげればOK。
こんな面倒なことをしなくても
ツール→オプション
ユーザープリファレンス→別名
でエイリアスの追加や削除ができるんだけど、大量に設定するときは直接ファイルに書いたほうが楽かな?と思ったのでメモっておきました。
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